保育と子育てを巡っては、育児不安、養育不全、後を絶たない児童虐待は未然に防ぐ必要があります。しかし現実は、日本の就学前の保育・教育システムが、現状に追いついていないとの危機感があります。
杉山は、NPO活動を運営するにあたり、
①子どもの視点と人権を守り、
②子どものQOL向上を第一に活動したい。
③子どもの成長・発達には自然と人が必要であり、
④何よりも、男性(父親)の家事・子育てへの参加が不可欠、
と考えています。

本法人の創設者である故藤永保先生は、親の「子育て」ではなく、子の育ちに視点を置くことの大切さについて書かれ、「保育所や幼稚園の真の利用者は、実は子どもである」「父親もせめて母親の何分の一かの育児休暇を取ることを法制化する措置が大切」である。
そして、「「気になる子」とは、異常や障害といわゆる正常との双方の側から同様な連続性をもつ」「自閉症の遺伝と信頼の獲得失敗では、どちらがより影響が大きいか簡単には決められない」と心理社会的発達論の立場に立たれて、 「保育者の待遇を改善し、またその社会的地位の向上をはかり」「家庭・保育施設・センター三位一体の共育体制を作るのが望ましい」と遺作『藤永保の「子育ち・子育て」考』(チャイルド本社より刊行)に書かれていて、活動の方向性を示されています。
本講習会は、講習会で得られた保育・教育に対する知識やスキル、態度が、それぞれの現場や状況に合わせて利用できるような力量向上を目的としています。
質問や事例の持ち込みも大歓迎です。ぜひご参加ください。

東洋大学名誉教授 獨協大学講師 杉山憲司