昨今の子育てをとりまく状況は、ますます混迷の度を強めています。とくに育児を協同で行うという機運の高まりは、従来の母親中心の子育てという常識を大きく変えつつあります。そういう中にあって、本協会の社会的使命を心に刻み,活動をさらに一層充実させるよう努力してまいりたいと思います。

本協会の目的は、①保育:子育てアドバイザー研修開催事業及び一般保護者対象の講習会開催事業を行い、②受講者の能力向上に寄与し、 ③育児不安を抱える保護者への対応能力向上及び④養育不全や児童虐待への問題提起と解決への提案を図り、それによって地域社会に貢献することです。その目的達成のために、研修や講習会を通じた専門家と保護者の人材養成、保育:子育てアドバイザーの資格認定、パンフレット・インターネット等による普及啓発、研修・講習会のための調査研究、テキストブックの編集制作という5つの事業を行ってまいります。

とくに人材養成事業と資格認定事業、普及啓発事業の充実に積極的に取り組みたいと思います。そのためには、それらの活動の根幹である研修・講習会の科目構成の体系化を通じて、本NPO法人の目ざすところを社会にわかりやすく訴える必要があると考えております。それとともに、講習会の一層の魅力化にむけて、受講生のニーズ把握とその反映にも取り組みたいと思います。どうかみなさまのご協力をお願い申し上げます。

早稲田大学教授 根ケ山 光一